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刻本

こくほん
名詞
1
標準
wood-block book
文例 · 用例
勿論、改良美濃紙の復刻本であったが、原図の菱川師宣のあの暢艶で素雅な趣はちらりちらり味えた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
余は已に數年前に於て、此書の原刻本を獲たるが、本年二月、大阪の某書肆の目録に、復た此書を載するを見、大阪に此書の眞價を解する讀書人ありや否やを徴せんが爲に、試みに再び之を注文して、其の存否を驗せしに、日ならずして再び此書の第二本を獲たり。
内藤湖南 敬首和尚の典籍概見 青空文庫
又參考せる書中、太平御覽は未だ宋本を見るの機會を得ざれば我が倣宋活字本を主として、極めて希れに鮑刻本を參照したり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
刻本は明板本を宋本にて校したる者によりたるが、四夷部倭國の條は、明板の粗惡殊に甚しく、鮑刻本は又之を汲古閣本の三國志にて校改したる跡ありて、校宋本として取るべき處殆ど之なく、我が活字本の影宋本を墨守せるに如かざるなり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
そうだ、先刻本国の参謀局から指令が来ていた。
海野十三 流線間諜 青空文庫
書籍は篤と取調べ、かつ刻本|売下代金を以て費用を返納すべき積年賦をも取調べるようにということであった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
二人の相|踵いで木に就いた時、蘭軒は始て黄葉夕陽村舎詩の刻本を手にすることを得、甲子の旧遊を想起して此を賦したのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
市河を市川に作つた例は、現に刻本山陽遺稿中にもあるのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
彼は古書店を巡り、江戸時代に刷られた珍しい刻本を収集するのが趣味だ。
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この資料室には、木版印刷の歴史を語る上で貴重な古い刻本が多数保管されている。
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「この刻本、文字の彫りが深くて、当時の職人の技術の高さがよく分かるよ」
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