縫い針
ぬいばり異読 ぬいはり
名詞
標準
sewing needle
文例 · 用例
私もお母様のお忙がしさを見るにつけて、お手伝いをして差し上げたいのは山々でしたが、どうしたわけか同じ指を持ちながら、お母様のような縫い針やお洗濯が一つも出来ず、ただ、字を書く事と、お琴を弾くことが人並外れて好きなだけでした。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
ませているようでもまだ十六の彼は、冗談半分にこうして障子の紙をやぶった時に、内からそれを見ていたお此は、これも冗談半分に、自分の持っている縫い針でその舌の先をちょいと突いた。
— 弁天娘 『半七捕物帳』 青空文庫
それから縫い針千本に瓢箪に水銀をいっぱい詰めたものを父親からもらい受けて、翌朝迎えにきたヘビの男に連れられてゆく。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
「つつがなく彼の地へ渡れるならば、この先へ魚かかるべし」 と、のたまいて、裳のすそのとじ糸に、縫い針を曲げて、食後のめし粒を餌にして……、と書いてある。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
しかしそれが目的に應じて利用出來ぬのだ、分散所藏せられて、これを求むることは枯草の中で縫い針を探すよりも厄介なのだ。
— 金森徳次郎 『素人圖書館人の手記』 青空文庫
そこでは縫い針も教えていて、お豊は毎日かよっていた筈だ。
— 山本周五郎 『花も刀も』 青空文庫
……三度の食事|拵えも、濯ぎ物も縫い針も、決して吉村の母の手は藉りなかったし、「いいから」と云われるのを押して、毎夜より女の肩腰を揉んだ。
— 萱笠 『日本婦道記』 青空文庫
お伽噺の「一寸法師」は縫い針を刀にして、お椀の舟に乗る。
— 江戸川乱歩 『探偵小説の「謎」』 青空文庫
作例 · 標準
裁縫箱から細い縫い針を取り出した。
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縫い針の扱いは、慣れるまで少し時間がかかる。
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彼女は新しいデザインの縫い針をコレクションしている。
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