原毛
げんもう
名詞
標準
raw wool
文例 · 用例
それから、庭に出て、白河原毛なる馬の逞しきに、六文銭を金もて摺りたる鞍を置かせ、ゆらりと打跨り、五六度乗まわして、原に見せ、「此の次ぎは、城|壊れたれば、平場の戦なるべし。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
人の命は雨の晴れ間を待つものかと走り行きて尋ぬると、老人|新羅三郎が笙曲を授くるような顔して、ニッとも笑わず語り出でしは、旧伝に絶えてなきを饅頭と名づく、これかえって太く凶ならず、わずかにあるをカワラケと呼び、極めて不吉とす、馬に河原毛ありそれから移した称だと。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
当時は特に留意せなんだが、ほどなく老人死した後考うるに、駱和名川原毛黒い髦の白馬だというから、不毛に当らず。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
川原は砂礫多く草少なき故、老人の説通りわずかに春草ある処を馬の川原毛から名を移して称うるのかと思えど、死人に質し得ず。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
馬は三頭でしてね、『一頭は三年まえに買っただし、川原毛のやつは、やはり川原毛のやつと交換えたのでがす。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
いま、緬羊とアンゴラの原毛を集めてゐます。
— 岸田國士 『誰でもない……自分でもない』 青空文庫
原毛が間に合はんからです。
— 岸田國士 『誰でもない……自分でもない』 青空文庫
仮にわしが、自分で原毛を買ひつける時に、奥さんの分として、いくらかきめて割り当てゝおけば、あとは、加工賃だけで、製品として工場から卸値で買ふより、何割か安くなる計算です。
— 岸田國士 『誰でもない……自分でもない』 青空文庫
作例 · 標準
このセーターは、オーストラリア産の良質な原毛を使っている。
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原毛は、洗浄や加工を経て様々な繊維製品になる。
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羊から刈り取られたばかりの原毛は、脂分が多くて独特の匂いがする。
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