イデー
イデー
名詞
標準
idea
文例 · 用例
「散文が結果的に一つのイデーの下に凝集してゐるに対し、詩は一つのイデーから出発する」といふ河上氏の言を借用するとして、その真偽如何を問はず、詩が欲しくなる時、詩人は「一つのイデーから出発」してゐるもの即ち詩に赴くのであつて、他の物へではない。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
いつか前に他の論文で書いたことだが、芥川龍之介の悲劇は、彼が自ら「詩人」たることをイデーしながら、結局気質的に詩人たり得なかつたことの宿命にあつた。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
すべての科學は、不可能を可能にするイデーから出發した。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
だが眞に憂ふべきことは、かうした間ちがへたイデーによつて、子供をより善く教育できると考へ、その眞に「憂ふべき現象」を以て、却つて逆に「悦ばしい現象」と考へてるところの、日本の大人や教育者たちの思想である。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
絵巻物というものの最初のイデーはおそらく舶来のものかもしれないが、ともかくこれはかなりに偉大なイデーである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
もっとも中には、実際に、単に素材のみならず、その造型構成のイデーまでも弟子の独創によってできあがったものを、先生が、先生であるというだけの特権を濫用してそっくりわが物にして涼しい顔をする場合もないとは言われないが、またそうでない場合がずいぶんあるようである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
実験や観測でなくて純粋な理論的の考察であっても、一つの指導的なイデーが頭に浮かぶのは時としては瞬間的であって、そうして、かろうじて意識の水平線の上に現われるか現われないかという場合がある。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
日本人の出した独創的な破天荒なイデーは国内では爆発物以上に危険視される。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
作例 · 標準
「この問題を解決するには、まったく新しいアプローチが必要だ!」と彼は叫んだ。「そう、イデーが浮かんだ!」
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斬新なイデーを形にするために、チームで集中的にブレインストーミングを行った。
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その芸術家は、夢で見たイメージを元に、独創的なイデーを作品に落とし込んだ。
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多くのイデーの中から、最も実現可能性の高いものを一つ選ぶのは難しい作業だった。
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