春雪
しゅんせつ
名詞
標準
spring snow
文例 · 用例
春雪|霏々、このゆうべに一会なかるべけんやと存じ候。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
畫伯がのこされた歌集「寒竹」をひらいて讀んでゆくと、明治四十年の條に「故園春雪」と題して五首の歌が選まれてあるが、そのなかの一首に春河の雪解の出水平押しに溢れ漲ぎる國移るべくの歌に出會ふのである。
— 今井邦子 『雪解水』 青空文庫
むしろ小雨の代りに春雪を配合せば善からん。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
天文は春雪、雪解、春月、春雨、霞、陽炎の類をいふ。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
二の替を見にゆく道すがら、幌にふる明るい春雪。
— 杉田久女 『大正女流俳句の近代的特色』 青空文庫
新たしき年のはじめに豐の年しるすとならし雪の降れるは 葛井諸會 聖武天皇の天平十八年正月、奈良の都に春雪さかんに降つて積ること數寸に及んだ。
— 齋藤茂吉 『愛國百人一首評釋』 青空文庫
それに、父が牧場の番小屋に上るのは、春雪の溶け初める頃で、また谷々が白く降り埋められる頃になると、根津村の家へ下りて来る毎年の習慣である。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
此等の湿地には晩春雪解の跡に無数の水芭蕉の花が葉に先んじて、簇々と白苞を抽き出し、殆ど地を掩うの奇観を呈する。
— 木暮理太郎 『那須、尾瀬、赤城、志賀高原』 青空文庫
作例 · 標準
春雪がちらつき、まだ冬の気配も残っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「あら、もう春なのに雪?珍しいわね」と、窓の外を見て母親が驚いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
春雪はやがて融け、大地に潤いを与えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite