大損
おおぞん異読 だいそん・たいそん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #29828 · 青空 100 例
標準
heavy loss
文例 · 用例
これに反して新道沿いに新しく出来た当世風の二階家などで大損害を受けているらしいのがいくつも見られた。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
陸海軍の防備がいかに充分であっても肝心な戦争の最中に安政程度の大地震や今回の台風あるいはそれ以上のものが軍事に関する首脳の設備に大損害を与えたらいったいどういうことになるであろうか。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
」「はあ、鉄道院でも大損す。
— 宮沢賢治 『化物丁場』 青空文庫
開業医だったら大損で……まったく大学って処は有り難い処で御座いますなあ。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
『未だ實見はしませんが、御覽の通り、海面から餘程高いあの屏風岩の尖頭にも、海草が打上げられた程ですから、秘密造船所の内部は無論海潮の浸入のために、大損害を蒙つた事でせう、それが何か憂ふ可き事の原因となるのですか。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
黄村先生とは、もとこれ市井の隠にして、時たま大いなる失敗を演じ、そもそも黄村とは大損の意かと疑わしむるほどの人物であるけれども、そのへまな言動が、必ずわれらの貴い教訓になるという点に於いてなかなか忘れ難い先生なのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
私は今年のお正月、或る文芸雑誌に「黄村先生言行録」と題して先生が山椒魚に熱中して大損をした時の事を報告し、世の賢者たちに、なんだ、ばかばかしいと顰蹙せられて、私自身も何だか大損をしたような気さえしたのであるが、このたびの先生の花吹雪格闘事件もまた、世の賢者たちに或いは憫笑せられるかも知れない。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
かの奥山の由兵衛は、鯨で大損をしてから、いわゆるケチが付いて、どうも商売が思わしくない。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
作例 · 標準
例句