寤寐
ごび異読 ごみ
名詞
標準
being asleep and awake
文例 · 用例
其二 早暁臥床を出でゝ、心は寤寐の間に醒め、意ひは意無意の際にある時、一鳥の弄声を聴けば、忽として我れ天涯に遊び、忽として我塵界に落るの感あり。
— 北村透谷 『山庵雑記』 青空文庫
家に還りてより、優しき貴女の姿、賑はしき拍手の聲、寤寐の間斷えず耳目を往來せり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
あの寤寐にも忘れ得ぬ、葉子のことすら、振り落して飛ぶ一瞬にうつる、妖しき雲にも似た幻影は、黒吉をぐいぐいと力強く四次元の宇宙へ連れ込むのだった。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
平民的短歌の作者も一種の理想派となりて、さぞ満足なることならんと雖も、実を忘れ、肉を忘れ、天外高く飛び去り、寤寐判せず迷覚了せざる的の漢となりて一生を漫遊せんことは彼と雖も難有涙をこぼすなるべし。
— 山路愛山 『唯心的、凡神的傾向に就て(承前)』 青空文庫
余が寤寐の境にかく逍遥していると、入口の唐紙がすうと開いた。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
未だ政化を弘めず寤寐にも多く慚づ。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
じんみんたちが、こころからしたっていた皇帝が、こんど、ごびょうきにかかられて、もうながいことはあるまいという、うわさがたちました。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
「あなたは、ごびやうきですか。
— 沖野岩三郎 『源八栗』 青空文庫
作例 · 標準
「愛する人のことを寤寐の間も忘れることができず、悶々とした日々を過ごす。」
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「寤寐を問わず研究に没頭し、ついに画期的な新発見を成し遂げた。」
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「試験のことが気になって、寤寐去らず不安な気持ちでいっぱいだ。」
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