おべんちゃら
おべんちゃら
名詞
標準
(excessive) flattery
文例 · 用例
わたしは内弟子として師匠の飯の給仕や使い走りの暇をみて、師匠の言い付け通り、そこに在り合うお飯櫃のようなものに向い、それを客と見立てゝ、扇を片手におべんちゃらや軽口を稽古しながら眼に涙は絶えなかったことだけを聞いて置いて貰う。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
――おれはな、レッグズ、お前のようなおべんちゃらは言わねえぞ!
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
おべんちゃらの巧い奴は旅商人になる。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
また相応なる位置にある立派な人でも、かたわらにいる者のために、おべんちゃらをもって、あるいは御追従をもって、その感情をやわらげられて、判断力を失うことは歴史にたくさんある。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
まるで歌舞伎の和事師のように、色が生白くておべんちゃらで、女あつかいばかりが莫迦にうまくて、男らしいところがどこにもない。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
尤、おべんちゃらでなしに、私の友人たちは勿論、未知の若い人々の間にも、私の心配とうらはらな立派な生活の生き証拠としての歌を発表する人も、随分とある。
— 折口信夫 『歌の円寂する時』 青空文庫
表面は好い様なおべんちゃらを並べて心じゃ何と思って居るか分りゃあしない。
— 宮本百合子 『お久美さんと其の周囲』 青空文庫
「おれは、おべんちゃらはきらいだ。
— ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 『ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)』 青空文庫
作例 · 標準
おべんちゃらについて知りたいことがあります。
あ、おべんちゃらがありますね。
おべんちゃらというのは何ですか?
これはおべんちゃらの例です。