発声法
はっせいほう
名詞
標準
vocalization
文例 · 用例
彼が許嫁の死の床に侍して、その臨終に立会った時、傍らに、彼の許嫁の妹が身を慄わせ、声をあげて泣きむせぶのを聴きつつ、彼は心から許嫁の死を悲しみながらも、許嫁の妹の涕泣に発声法上の欠陥のある事に気づいて、その涕泣に迫力を添えるには適度の訓練を必要とするのではなかろうか。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
まず、此のたびの御即位と御婚儀のお祝いのため、つぎには、ハムレットさまのお気晴し、最後に、ホレーショーどのの外国仕込みの発声法|御披露のため、この発声法は又、格別に見事なもので。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
発声法などと言われては、かえって声が出なくなります。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
しかし、発声法に変梃な型があるのは、歌舞伎や新劇や少女歌劇だけではない。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
それ故私は、ひとりこつそりと芝居の覗き見に赴くやうになり、発声法について工夫を凝しましたが、勿論決断のついた試しとてもなく、あまりと云へば阿呆沁みた自分に気づいて、寂しくなりがちでした。
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
活々した抑揚とか、快い発声法はなく、ただ内に閃くもの、迸るものに随って声を出すのであった。
— 原民喜 『忘れがたみ』 青空文庫
種別を問はず口論、憶測、談笑等の彼等の所謂原始性が慕はれて、私は秘かにナルシサスを相手に、蔭では、この下顎を上下――時には左右に歪め、舌を巻き、喉を鳴らせる生れながらに慣れた発声法を用ひて猥らな言葉なども放たずには居られなかつた。
— 牧野信一 『ラガド大学参観記』 青空文庫
何十年の習練の結果が、彼に発声法の真髄を会得せしめたのであろう。
— 伊丹万作 『雑文的雑文』 青空文庫
作例 · 標準
オペラ歌手は、独特の発声法でその美しい声を響かせた。
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彼は声優になるため、様々な発声法を学んでいる。
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正しい発声法を身につけることは、健康にも良いとされている。
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ウィキペディア
発声法(はっせいほう)とは、様々な目的のために、より美しく効果的な声を出す方法である。多くの場合、基本的には音声学をよりどころとする。
出典: 発声法 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0