隠密
おんみつ
形容動詞名詞-の形容詞頻度ランク #39551 · 青空 463 例
標準
secret
文例 · 用例
すでに彼女は隠密にものを云う女になっていた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
現在、蔵元屋に入り込みおる野西とか言う侍でも、黒田五十五万石を物の数とも思わぬ海千山千の隠密育ちに違いない。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
大概の打傷、擦傷、筋を違えなどは、内分にして、膏薬も焼酎も夜があけてから隠密という了簡。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
くれぐれも隠密におねがい申す」と、角右衛門は幾たびか念を押した。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
大垣は戸田氏十万石の城下で、叔父は隠密の役目をうけたまわって 幕末における大垣藩の情勢を探るために遣わされたのである。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
隠密であるから、もちろん武士の姿で入り込むことは出来ない。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
その時代の習いとして、どこの藩でも隠密が入り込んだと覚れば、彼を召捕るか、殺すか、二つに一つの手段をとるに決まっているのであるから、叔父は早々に身を隠して、その危難を逃がれるのほかはなかった。
— 岡本綺堂 『くろん坊』 青空文庫
ここらには珍らしいので相当の商売になっているらしかったが、これを誰が云い出したか知らず、あの飴屋は唯の飴屋でなく、実は公儀の隠密であるという噂が立った。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
標準
spy (for a daimyo, shogun, etc.)