後味
あとあじ
名詞頻度ランク #17686 · 青空 158 例
標準
aftertaste
文例 · 用例
――「ああ、そうですな」少し間誤つきながらそう答えた時の自分の声の後味がまだ喉や耳のあたりに残っているような気がされて、その時の自分と今の自分とが変にそぐわなかった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
しかしきょうこのごろ日本でいわゆるジャーナリズムという言葉には、これ以外にいろいろ複雑な意味や、余味や、後味や、またニュアンスやがあってなかなか簡単に定義しひと口に説明することはできないようである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
憤怒の苦い後味が頭の奥でいつまでも/\彼を虐げようとした。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
」「いや、そりゃ困る」「困るのはあたしの方だわ、だいいち、後味が悪いし、それに、それじゃ何だかあたしがみじめだわ」「しかし、この金あんたはいるんだろう?
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
その軽い疲労が、しかし二十七歳の彼女の体の中に、何か満たされぬ後味となってやるせなく残っていた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
何か後味が悪かった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
落ちぶれたもとの旦那の三好に再会した後味の悪さを、酒で消そうとしたのと、一つには階下の鶴雄に言いたいことがあった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
横紙破りの、ちょっと他人には真似ることの出来ないいたずらだったから、やってみると、快感はあったが、しかし、そのいたずらが結局殺人行為となってみると、いかな豹吉でも、さすがに薄気味悪い後味は心の底に残っていた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
作例 · 標準
コーヒーの深いコクと、すっきりとした後味が楽しめる一杯だ。
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誤審騒動の末の勝利という、何とも後味の悪い結果に終わってしまった。
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最後に明かされる真実はあまりにも残酷で、観る者に強烈な後味を残す映画である。
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スパイスの効いたカレーを食べた後は、ミントティーで口の中の後味を爽やかにするのが好きだ。
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