靴屋
くつや
名詞
標準
shoe store
文例 · 用例
靴屋の安売――運動靴に、平常靴に、雪靴に、金と赤のイヴニングシューズまで寄せて一円五十銭也と括りの紐の結び目に正札で下って居ます。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
と言うと、靴屋の主人気むずかしい顔で愛嬌よく笑って、 ――ほんとうですとも、いくらだってクリスマス前に売っちまわなけりゃあ、これが今の独逸の「クリスマス値段」ですから。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
その子供の話によると、「ワシントン」という靴屋を間違えて「ナポレオン」と云った友達がいるそうである。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
プロメトイスが最初に人間に教えたのは天文学ではなくて火であり、工作であった……」 これに和してモスコフスキーは、同時に立派な鍛冶でブリキ職でそして靴屋であった昔の名歌手を引合いに出して、畢竟は科学も自由芸術の一つであると云っている。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
それで、古いほうの靴は近所の靴屋へ直しにやって、そうしてこの新しいのをおろしてはいて玄関から一歩踏み出してみて、そうして驚いた。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
テカ/\した靴屋の店や、ヤケに澄ました洋品店や、玩具屋や、男性美や、――なんで此の世が忘らりよか。
— 中原中也 『散歩生活』 青空文庫
古い戸を閉じて看板だけで靴屋だの首飾りだのを売る店であることが判る。
— 岡本かの子 『橋』 青空文庫
古靴屋の手に靴は穿かぬが、外套を売る女の、釦きらきらと羅紗の筒袖。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
作例 · 標準
宴の席では、滑稽な話で皆を笑わせる沓持ちがいた。
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