憂国
ゆうこく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #36169 · 青空 121 例
標準
patriotic concern for the future of one's country
文例 · 用例
末広君の独創を尊重する精神は、同君の日本及び日本人を愛する憂国の精神と結び付いて、それが同君の我国の学界に対する批判の基準となっていたように見える。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
「どうも日本人はだめだ」と口癖のように言っていた、その言葉の裏にもやはり酌んでも尽きない憂国の至誠が溢れていたのである。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
曰く、愛国とか云へど、万人が其様な騒ぎをしたとて憂国も、愛国も出来るものにあらず。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
末弟、長女、次男、次女、おのおの工夫に富んだ朗読法でもって読み終り、最後に長兄は、憂国の熱弁のような悲痛な口調で読み上げた。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
皆とも充分に相談の上で、いろいろ取りきめた事ですから、地下の兄、先王も、皆の私心無き憂国の情にめんじて、わしたちを許してくれるだろうと思う。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
ちょっと憂国の詩人という役を演じてみたかったのです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
人と対談しても、壇上にて憂国の熱弁を振うにしても、また酒の店でひとりで酒を飲んでいる時でも、腕に覚えの無い男は、どこやら落ちつかず、いやらしい眼つきをして、人に不快の念を生じさせ、蔑視せられてしまうものです。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
学業を捨て、いますぐ政治運動に身を投ずる者の憂国の至情もわかるが、しかし、究極の目標は同じであっても、自分の目下の情熱は、政治の実際運動よりも、列国の富強の原動力に対する探究に在った。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に国の将来を憂国し、政治家としての責任を果たした。
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文学作品には、著者の憂国の念が色濃く反映されているものが多い。
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彼の熱弁には、深い憂国心が感じられた。
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