白砂青松
はくしゃせいしょう異読 はくさせいしょう
名詞
標準
white sands and green pines
文例 · 用例
右には未だ青き稲田を距てて白砂青松の中に白堊の高楼|蜑の塩屋に交じり、その上に一抹の海青く汽船の往復する見ゆ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それに引きかえて西の空|麗しく晴れて白砂青松に日の光鮮やかなる、これは水彩画にも譬うべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
」 健康とそれから金銭の条件さえ許せば、私も銀座のまんなかにアパアト住いをして、毎日、毎日、とりかえしのつかないことを言い、とりかえしのつかないことを行うべきでもあろうと、いま、白砂青松の地にいて、籐椅子にねそべっているわが身を抓っている始末である。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
今一つ二つ松原の特色として挙げたいのは、単に松ばかりが砂の上に並んでゐる所謂白砂青松式でないことである。
— 若山牧水 『沼津千本松原』 青空文庫
白砂青松は明るくて綺麗ではあるが、見た感じが浅い、飽き易い。
— 若山牧水 『沼津千本松原』 青空文庫
そこは大阪と神戸とのあいだにある美しい海岸の別荘地で、白砂青松といった明るい新開の別荘地であった。
— 徳田秋声 『蒼白い月』 青空文庫
筑前の海岸は松原つゞきだ、今日も松原のうつくしさを味はつた、文字通りの白砂青松だ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
正面には村第一の書家だといふ天滿宮の神主の手で、「白砂青松何とかして貧亦可也」と意味の解らぬ愚文を長つたらしく書いた大額が、金紙で立派に裝はれて掲げられ、床には住吉派の繪師の書いた見事な清少納言の大幅が、緞子の表裝に、牙軸でゆツたりと掛かつてゐた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
作例 · 標準
日本の美しい海岸線には、白砂青松の景色が数多く残されている。
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観光パンフレットには、白砂青松が広がる風光明媚な場所が紹介されていた。
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絵画のような白砂青松の風景は、見る人の心を癒す力がある。
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ウィキペディア
白砂青松(はくしゃせいしょう)とは、白い砂と青々とした松(主にクロマツ)により形成される、日本の美しい海岸の風景のたとえ。「はくさせいしょう」とも読むことがある。
出典: 白砂青松 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0