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灯影

とうえい
名詞
1
標準
flicker of light
文例 · 用例
宵の酒宴の可笑しさよ娘が運ぶ瓶子よりもるる灯影にかしこまる左右の破顏を反り見て七兵衞獨り忻忻たり。
萩原朔太郎 煤掃 青空文庫
暗闇阪の街燈には今でもやもりが居るが、元のような空想はもう起らぬ、小さな細長い黒影は平和な灯影に眠っているように思われるのである。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
洲崎の灯影長うして江水|漣※清く、電燈|煌として列車長きプラットフォームに入れば吐き出す人波。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
そして行手の闇の中にまたたく希望の灯影といったようなものを作家とともに認めてささやき合うような気がする。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
」 行燈の灯影の許、雪枝と向い合って坐った。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
その半腹にかかりある巌角の苔のなめらかなるに、一|挺はだか蝋に灯ともしたる灯影すずしく、筧の水むくむくと湧きて玉ちるあたりに盥を据えて、うつくしく髪結うたる女の、身に一糸もかけで、むこうざまにひたりていたり。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
思うに村人ことごとく眠り去って、灯影の漏るるところたまたま我が小屋あるのみ。
有島武郎 星座 青空文庫
私はいまは此処にゐる、黄色い灯影に。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
作例 · 標準
遠くの漁火の灯影が、暗い海に揺らめいていた。
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暖炉の灯影が部屋全体を優しく照らす。
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街灯の灯影が、雨に濡れたアスファルトに反射して幻想的だった。
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灯影(とうえい) — 幻辞.com