拝辞
はいじ
名詞動詞-サ変
標準
resigning
文例 · 用例
彼は、建久元年初めて上洛し、権大納言右近衛大将に任ぜられたが、直ちに拝辞した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
新聞を見ると、宇垣大将は遂に大命拝辞(大将の官職をも辞退するといふ)、平沼枢相も拝辞、そして林大将大命拝受、これで政局は落ちつくらしい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
」「わたくし共は粛然として先生に拝辞した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
別してこのたびは愚息に莫大な恩賞をいたゞいてをりますので、私の恩賞などゝはひらに御許しにあづかりたい、とコチコチになつて拝辞する。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
そしてこの大政奉還と、引き続く将軍職の拝辞とによって、まことの公武一和の精神がいかなるものであるかを明らかにした。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
宇垣組閣本部から、宇垣大将組閣拝辞直前に発表された処によると、政情は今や立憲政治かファシズムかの岐路に立ち、軍部は一つの政治団体化したと慨歎しているのであるが、必ずしもそうばかりは云えないということになって来た。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
尚○高御卒業の折承わり候に、貴君御両親より受け継ぐ資産十万円|有之由甚だ突飛な申分のように候が、その十万円を屑く拝辞し、裸一貫として社会の大学に御入学お勧め申上候。
— 佐々木邦 『負けない男』 青空文庫
琴の返しに、私からも、一|首吟じて答えます」とても世にながろうべくもあらぬ身のかりのちぎりをいかでむすばん むかし楠木正行が吉野の宮居で弁之内侍を賜わるとの勅を拝辞して詠んだという和歌である。
— 小野寺十内の妻 『日本名婦伝』 青空文庫
作例 · 標準
一身上の都合により、提示された役員のポストを拝辞することを決意した。
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過分なご評価をいただきましたが、力不足を理由にその大役を拝辞いたしました。
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名誉ある賞の候補に選ばれたが、彼は一貫して「自分には早すぎる」と拝辞し続けた。
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