禍事
まがごと異読 まがこと
名詞
標準
mishap
文例 · 用例
以上は自分が今日までに感じた随筆難のありのままの記録で、云わば甚だ他愛のない「筆禍事件」の報告と愚痴のいたずら書に過ぎないが、こんなことまで書くようになるのもやはり随筆難の一つであるかもしれないのである。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
何事も面がはりする新世に老いぬればこそ稀に遇ひけれ四方の海浪の音もなしわたつみの神も仕ふる君の御代かな神南備の森の柏木かしこきが皆あらはれて守る御代かなみたらしの流の清く世の中もかはらであれや禍事なしに道ありて世をめぐみます天地にそむかずてこそ生かまほしけれ若き人人の、歌のことを問ひける折。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
自分の方の呪言に威力ある時は、相手の呪言の威霊を屈服させて、禍事を与へる事が出来る。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
さてその間に、わたしはまた、第二の筆禍事件にぶつかりました。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
半沢玉城君は舌禍事件で謹愼中だ。
— 清澤洌 『暗黒日記』 青空文庫
一昨年の筆禍事件以来、人気が半減したといわれているものの、それでもさすがに歌麿のもとへは各版元からの註文が殺到して、当時売れっ子の豊国や英山などを、遥かに凌駕する羽振りを見せていた。
— 江戸名人伝 『歌麿懺悔』 青空文庫
それから私自身もやはり筆禍事件のため、二月の何日かに警視庁に喚ばれて調べられた。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
そこへ、たまたま朝倉先生の五・一五事件批判の舌禍事件が発生し、つづいて教職辞任となり、そのことで二人の間に二三回手紙をやり取りしている間に、どちらも願ったり叶ったりで、朝倉先生が青年塾に専念する約束が成立した。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
不注意から、小さな禍事が起きてしまった。
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この計画には、万が一の禍事に備えるための保険も含まれている。
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予期せぬ禍事が続いたが、彼は決して諦めなかった。
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標準
ominous word
作例 · 標準
彼の言葉には、どこか禍事の響きがあった。
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その予言は、聞く者に禍事の予感を与えた。
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会議で口にした不吉な言葉が、皆に禍事をもたらすのではないかと心配になった。
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