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南端

なんたん
名詞頻度ランク #29494 · 青空 206
1
標準
southern tip
文例 · 用例
暗い幌のなかの乗客の眼がみな一様に前方を見詰めている事や、泥除け、それからステップの上へまで溢れた荷物を麻繩が車体へ縛りつけている恰好や――そんな一種の物ものしい特徴で、彼らが今から上り三里下り三里の峠を踰えて半島の南端の港へ十一里の道をゆく自動車であることが一目で知れるのであった。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
その夜|晩く私は半島の南端、港の船着場を前にして疲れ切った私の身体を立たせていた。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
引かれた幕の南端を守る夫人と老女は、時々低く囁いて居る。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
導かるゝまゝに入込んだのは、階上の南端の一室で、十|疊位いの部室、中央の床には圓形のテーブルが据へられ、卓上には、地球儀や磁石の類が配置され、四邊の壁間には隙間も無く列國地圖の懸けられてあるなど、流石に海軍士官の居室と見受けられた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
道の南側は段々に高くなつてゐて、終には村の南端の、運動山の頂にいたるのである。
新美南吉 青空文庫
大鰐は、津軽の南端に近く、秋田との県境に近いところに在つて、温泉よりも、スキイ場のために日本中に知れ渡つてゐるやうである。
太宰治 津軽 青空文庫
芭蕉の「奥の細道」には、その出発に当り、「前途三千里のおもひ胸にふさがりて」と書いてあるが、それだつて北は平泉、いまの岩手県の南端に過ぎない。
太宰治 津軽 青空文庫
深浦町は、現在人口五千くらゐ、旧津軽領西海岸の南端の港である。
太宰治 津軽 青空文庫
作例 · 標準
本州の南端に位置する潮岬からは、果てしなく広がる太平洋を一望できる。
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調査隊は島を縦断し、ついに目的地の南端にある灯台へとたどり着いた。
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日本の南端の島々では、冬でも色鮮やかなハイビスカスが咲き誇っている。
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