向後
こうご異読 きょうこう・きょうご
名詞副詞
標準
hereafter
文例 · 用例
此の事は何時か又具体的に詳しく書かうと思つてゐるが、斯の如き飜訳界の偏頗ぶりも、向後追々改まつてゆくとすれば、今度はおふくろのオムレツの番となることだらうと思ふのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
以上は新春の屠蘇機嫌からいささか脱線したような気味ではあるが、昨年中頻発した天災を想うにつけても、改まる年の初めの今日の日に向後百年の将来のため災害防禦に関する一学究の痴人の夢のような無理な望みを腹一杯に述べてみるのも無用ではないであろうと思った次第である。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
餓えてや弱々しき声のしかも寒さにおののきつつ、「どうぞまっぴら御免なすって、向後きっと気を着けまする。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
向後気をつけます、御免なさいまし」と叩頭したが、それから「片鐙の金八」という渾名を付けられたということである。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
私はそれを諸君全体に寄付して、向後の費途に充てるよう取り計らうつもりでいます。
— 有島武郎 『小作人への告別』 青空文庫
其の無禮講と申す事で、從前にも向後も、他なりません此のお邸、決して、然やうな事はござりますまいが、羽目をはづして醉ひますると、得て間違の起りやすいものでござります。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
固より些細のことながら萬事は推して斯くの如けむ、向後我身の愼みのため、此上も無き記念として、彼の鳥籠は床に据ゑ、見て慰みとなすべきぞ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
ところで、姫様のお乳母どの、湯尾峠の万年姥が、某へ内意==降らぬ雨なら降るまでは降らぬ、向後汚いものなど撒散らすにおいてはその分に置かぬ==と里へ出て触れい、とある。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
向後、このような不祥事が二度と起きないよう、社内の管理体制を厳格化する。
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今回の件を深く反省し、向後一切、彼との連絡を絶つことを誓った。
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契約書の条項に、向後のトラブルを避けるための詳細な規定を追加する。
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