馬丁
ばてい
名詞
標準
stable boy
文例 · 用例
〔甘藍の球は弾けて〕宮沢賢治甘藍の球は弾けて青ぞらに白雲の房呑屋より二人の馬丁よろめきてあらはれ出づる
— 宮沢賢治 『〔甘藍の球は弾けて〕』 青空文庫
生れて間もない私が竜門の鯉を染め出した縮緬の初着につつまれ、まだ若々しい母の腕に抱かれて山王の祠の石段を登っているところがあるかと思うと、馬丁に手を引かれて名古屋の大須観音の広庭で玩具を買っている場面もある。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
ようよう馬丁の爺さんが、うやうやしげな腰つきで、新らしいサル又を持ってはいった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それはとにかく、この絵の中のロンドン、リーディング間の郵便馬車の馬丁がシルクハットをかぶってそうしてやはり角笛を吹いている。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
お馬丁は小腰をゆするが、蘆毛よ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
被った帽も振落したか、駆附けの呼吸もまだはずむ、お館の馬丁義作、大童で汗を拭き、「どうしたって、あれでさ、お前様、私ゃ飛んでもねえどじを行ったで。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 大|気焔の馬丁は見たばかりで手にも取らず、「おう、そんなもなあ、まだるッこしい。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
道はもとより、馬丁義作続いて島野まで、長いものに巻かれた形で、一群になって。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
昔の貴族の館には、必ず何人かの馬丁がいた。
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馬丁は馬の世話をするのが日課だ。
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物語の主人公は、身分を隠して馬丁として働いていた。
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