鎮祭
ちんさい
名詞動詞-サ変
標準
religious ceremony (to appease the gods)
文例 · 用例
――ところで、とぼけきった興は尽きず、神巫の鈴から思いついて、古びた玩弄品屋の店で、ありあわせたこの雀を買ったのがはじまりで、笛吹はかつて、麻布辺の大資産家で、郷土民俗の趣味と、研究と、地鎮祭をかねて、飛騨、三河、信濃の国々の谷谷谷深く相|交叉する、山また山の僻村から招いた、山民一行の祭に参じた。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
只の手段を以てはなかなかに討ち取ることもならぬゆえ、この二十五日、当道場地鎮祭にかこつけて彼奴を招きよせ、闇から闇に葬る所存じゃわ。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
それから此処の家を建てる時に、藪を切り開いて地ならしをした時に、地鎮祭を行はなかつたことも崇つて居るといふことであつた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
花鎮祭に続き夏は来ぬ恋しづめよと禊してまし「花鎮祭」は昔、桜の花の敵る頃、疫病を鎮める目的で神祇官の行つた神事。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
それにつれて私の恋心も日ましに猖獗を極める、そこで今度は恋鎮祭です、そのため禊をして身を浄めませう。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
そこばかりでなく、原っぱへ入る針金のやぶれのそばでも、地割りをしたところに地鎮祭の御幣が白い紙を風にひるがえしていた。
— 宮本百合子 『朝の風』 青空文庫
さうした異神群行し来つて、鎮祭を司る遺風を伝へたものは、大殿祭や室寿ばかりではなかつた。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
建築物を建てるに際しては、まず以て地鎮祭を行うのが例である。
— 喜田貞吉 『人身御供と人柱』 青空文庫
作例 · 標準
村では、五穀豊穣と厄除けを祈願する鎮祭が、毎年春に行われる。
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「この伝統的な鎮祭は、山の神の怒りを鎮め、村の平和を守るためのものです。」と、神主が説明した。
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都市開発の影響で、古くから続く鎮祭の儀式が、近年存続の危機に瀕している。
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