一掴み
ひとつかみ
名詞
標準
a handful (of)
文例 · 用例
桃色の練菓子に緑の刻みを入れたような一掴みの建物だ。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
旧巴里の遺物 オペラの辻を中心に、左右へ展開する大通とイタリー街のキャフェたちは、朝の掃除をしまって撒いた赭砂の一掴みを椅子やテーブルの足元に残している。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
一方の白い壁には、日本と朝鮮の地図を両足に踏んだ田中義一が、悪魔のような爪の伸びた長い手で、満洲、蒙古、山東地方を一掴みに掴みとろうとするポスターが、二枚つゞけて貼りつけてある。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その証拠はコレだと云ってグラクスが見せてくれましたのは、白紙に包んだ一掴みの爪だったのです」「……爪……?
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
将来、死生を共にしようと言う処まで高潮したので、とにかく今夜は俺の家に来いと言う事になって、グデングデンになっている奴を引っぱって帰ると、出迎えた細君に残りのバラ銭を一掴み投げ与えた。
— 夢野久作 『呑仙士』 青空文庫
三 手際なもので、煽ぐ内に、じり/\と團子の色づくのを、十四五本掬ひ取りに、一掴み、小口から串を取つて、傍に醤油の丼へ、どぶりと浸けて、颯と捌いて、すらりと七輪へ又投げる。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
頭髪柔かにやや乱れた額少しく汗ばんで、玉洗えるがごとき頬のあたりを、さらさらと払った葉柳の枝を、一掴み馬上に掻遣り、片手に手綱を控えながら、一蹄三歩、懸茶屋の前に来ると、件の異彩ある目に逸疾く島野を見着けた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 細りたる声に力を籠めて突出すに、一掴みの風冷たく、水気むら/\と立ちのぼる。
— 泉鏡花 『紫陽花』 青空文庫
作例 · 標準
砂浜で一掴みの砂を手に取った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼のポケットには、いつも一掴みの小銭が入っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新しいプロジェクトの成功には、まだ一掴みの希望しかない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
grasping (with one hand)
作例 · 標準
彼は落ちそうになったボールを、見事な一掴みでキャッチした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
瞬時に状況を一掴みし、的確な指示を出した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女はチャンスを一掴みにし、成功への道を切り開いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash