淦
あか
名詞頻度ランク #9518 · 青空 11 例
標準
bilge water
文例 · 用例
先ず第一に、十分に用心して体を動かしながら、自分の航海帽で少しずつ革舟の淦(註六九)をかい出した。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
一度ひどく波をかぶったので、心臓を鳥のようにどきどきさせながら、漕ぐのを止めて淦をかい出さねばならなかった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
ところがだ、奴はもう死んじゃった、奴はよ、――淦みてえに死んじゃった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
この快艇までが海賊どもの酔って馬鹿騒ぎをした痕を留めていて、一艘は腰掛梁が一つ壊れており、二艘とも泥だらけで淦もかい出してなかった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
釣だと思うからですが、生命のやり取りをする戦争だと思えば、淦取一つでも忘れられる筈無いですが。
— 石井研堂 『大利根の大物釣』 青空文庫
われらはどうせ淦水汲みだから、海に落ちて死ぬことは厭わないが、端舟を捨てて、懇ろに弔ってくれると思えばこそ諦めもする。
— 久生十蘭 『重吉漂流紀聞』 青空文庫
水鉄砲を仕掛けて二人で横木を踏み、小口の樋から淦水を掻いださせたが、いちど浪がうちこむと、一刻の骨折ももとの杢阿弥になってしまう。
— 久生十蘭 『重吉漂流紀聞』 青空文庫
おぬしらは、船頭の眼を眩まして淦水間へもぐりこむほど博打が好きなのだから、これで思うさま遊ぶがいい」 銭箱の底を叩いて金を分けにかかると、楫取の藤介が、「やめてくれえ。
— 久生十蘭 『重吉漂流紀聞』 青空文庫
作例 · 標準
作品のテーマは人間の本質を問う。
芸術作品は多くの解釈の余地を持つ。
創作活動は心の表現である。
文学は時代を映す鏡となる。