鹿子
かこ異読 かご
名詞頻度ランク #33654 · 青空 203 例
標準
deer
文例 · 用例
茅屋根の雪は鹿子斑になった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
「衣絵さん……」 品のいゝ、藤紫の鹿子切の、円髷つやゝかな顔を見た時。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
綿らしいが、銘仙縞の羽織を、なよなよとある肩に細く着て、同じ縞物の膝を薄く、無地ほどに細い縞の、これだけはお召らしいが、透切れのした前垂を〆めて、昼夜帯の胸ばかり、浅葱の鹿子の下〆なりに、乳の下あたり膨りとしたのは、鼻紙も財布も一所に突込んだものらしい。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
鼻筋のすっと通ったを、横に掠めて後毛をさらりと掛けつつ、ものうげに払いもせず……切の長い、睫の濃いのを伏目になって、上気して乾くらしい唇に、吹矢の筒を、ちょいと含んで、片手で持添えた雪のような肱を搦む、唐縮緬の筒袖のへりを取った、継合わせもののその、緋鹿子の媚かしさ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
…… 挙動の唐突なその上に、またちらりと見た、緋鹿子の筒袖の細いへりが、無い方の腕の切口に、べとりと血が染んだ時の状を目前に浮べて、ぎょっとした。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
緋鹿子の背負上した、それしゃと見えるが仇気ない娘|風俗、つい近所か、日傘も翳さず、可愛い素足に台所|穿を引掛けたのが、紅と浅黄で羽を彩る飴の鳥と、打切飴の紙袋を両の手に、お馴染の親仁の店。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」と抱いて出た掻巻の、それも緋と浅黄の派手な段鹿子であったのを、萌黄と金茶の翁格子の伊達巻で、ぐいと縊った、白い乳房を夢のように覗かせながら、ト跪いてお孝の胸へ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 一町、中を置いた稲葉家の二階の欄に、お孝は、段鹿子の麻の葉の、膝もしどけなく頬杖して、宵暗の顔ほの白う、柳涼しく、この火の手を視めていた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
庭に小さな鹿の子が迷い込んできた。
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奈良公園にはたくさんの鹿の子がいる。
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鹿の子模様の着物がとても素敵だった。
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ウィキペディア
鹿子 は、日本の漫画家。 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。岩手県奥州市出身。男性。
出典: 鹿子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0