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鬼魅

きみ
名詞頻度ランク #8676 · 青空 0
1
標準
demon
文例 · 用例
たま/\鬼魅の憑る處となりて、疾病狂せるが如く、醫療手を盡すといへども此を如何ともすべからず。
泉鏡太郎 唐模樣 青空文庫
その嬉しそうな容子と云ったら、母はむっつり屋で滅多に笑顔を見せるような事が無いので、却って無鬼魅に思えたくらいでした。
田中貢太郎 母の変死 青空文庫
玉輔はたぶん寄席へ来た客が、気分でも悪くなって風にあたっているのだろうと思って楽屋へ入ったが、何となく無鬼魅に感じたので、そこにいあわせた前座の者に話すと、「その坊さんなら、一番太鼓を入れた時に、客席の隅にしょんぼり坐ってましたよ」 と云った。
田中貢太郎 寄席の没落 青空文庫
ところで、翌年になって七郎が病気になって夜になると、「うん、うん」 と云って、魘されるので、女房の留が鬼魅をわるがって、「おまえさん、どうしたの」 と云って聞いてみると、七郎は蒼い顔をして、「彼の箱の中から、男と女が出て来て紙幣を数える」 と云ったが、そのうちに死んでしまった。
田中貢太郎 位牌と鼠 青空文庫
「おや、まあ、まるで生きてるようだね、鬼魅が悪いじゃないの」「だからよ、これで良い正月をしようと云うのだ、どうだ、鬼怒川温泉へでも伴れてってやろうか」「鬼怒川はいいね」 金五郎はそこで更めて偶人の顔を見た。
田中貢太郎 偶人物語 青空文庫
金五郎の女房は、鬼魅の悪い偶人を一刻も早く始末をしたいと思ったが、同儕にはもうその噂が弘まっているので、何人も買おうと云う者がなかった。
田中貢太郎 偶人物語 青空文庫
人間の大人ほどある鬼魅悪い大きな岩魚が白い腹をかえしながら音もなく浮んだのであった。
田中貢太郎 岩魚の怪 青空文庫
丹治は鬼魅悪くなって来た。
田中貢太郎 怪人の眼 青空文庫
作例 · 標準
深い森の奥には、鬼魅が住むという伝説がある。
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彼は鬼魅に取り憑かれたかのように、異常な行動を始めた。
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昔話に出てくる鬼魅は、恐ろしい姿をしている。
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鬼魅を祓うために、特別な儀式が行われた。
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