共用
きょうよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞名詞-の形容詞頻度ランク #14253 · 青空 20 例
標準
common use
文例 · 用例
くだんの事件は、ホームズと付き合い始めて間もない頃に起こり、まだ我々はベイカー街で下宿を共用していた。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
ただし、青空文庫ファイルの幅広い共用が可能になるためには、そのもう一つ手前に、解決しておかなければならない課題があった。
— 著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 『「天に積む宝」のふやし方、へらし方』 青空文庫
それで、私でなければ、私の賢い妻が何時も光子の伴れになるのであつたが、寒くなつてからといふものは、一着の外套を妻と光子が共用してゐるわけだつたので、私のために悉くの和服を失されてゐる妻は打ち伴れては外出が出来なかつた。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
ひる間ならオッカーのスタイルや、井戸端ではない共用栓の会議ぶり、朝夕なら道六神や兄いの出這入り姿、子供の遊びぶりを見ると、すぐに江戸ッ子町なると感づかれるのである。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
着物は男女共用らしく、どっちも皮と木綿とけばけばしい色彩とから出来ている。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
邸内にも共用の風呂はあったが、これは勤番者が這入るので、女湯というものは無かった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
行李の中には私たち共用の空気銃、Fが手製の弓を引くため買ってきた二本の矢、夏じゅう寺内のK院の古池で鮒を釣って遊んだ継ぎ竿、腰にさげるようにできたテグスや針など入れる箱――そういったものなど詰められるのを、さすがに淋しい気持で眺めやった。
— 葛西善蔵 『父の出郷』 青空文庫
するとその路次の中に立っていると、そこへ路次の入口の米屋の女房が共用水道の水を汲みに出てきたので、そのおかみは東京者で、一度も口をきいたことはなかったが、夏の初め以来、顔だけ見知っていたので、もちろん先きでは、これが、あそこの二階にいる女の旦那と思って、こちらよりも一層注意して見ていたかも知れぬ。
— 近松秋江 『狂乱』 青空文庫