今しがた
いましがた
副詞
標準
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文例 · 用例
彼は今しがた彼の家を出掛ける時に、行かうと決めた友人の所へ、行くのならばぐづぐづしてはをれない時刻だと思ひながら、上り込んだ。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
だがその次が出て来ないので、今しがた飛び込んで来て彼の頭の上を飛び廻り飛び交つてゐる二匹の蠅が気になり始めた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
道連になった上人は、名古屋からこの越前敦賀の旅籠屋に来て、今しがた枕に就いた時まで、私が知ってる限り余り仰向けになったことのない、つまり傲然として物を見ない質の人物である。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
このまま、今度の帰省中|転がってる従姉の家へ帰っても可いが、其処は今しがた出て来たばかり。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
」 殆ど独言だつたが、しかし言掛けられたやうでもあるから、「失礼――今しがた二|本松を越したやうです。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
これも今しがた飲んだ一杯のコーヒーの酔いの効果であるかもしれない。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
つい今しがたまで示していた昂然たる意気組もプライドもあとかたもない。
— 夢野久作 『線路』 青空文庫
『オイ徳さん』叔父さんはしばらくして言った、『今しがた銃の音がしたようであッたが、あの松のあるところへ行って見なさい、多分一ツぐらいもう獲れているかもしれない。
— 国木田独歩 『鹿狩り』 青空文庫
作例 · 標準
「あ、佐藤さんなら今しがた席を外されましたよ。すぐに戻ると思います」
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今しがた鳴った電話の主は、どうやら間違い電話だったようだ。
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「つい今しがたまで、ここに置いてあったはずなんだけど……」と彼は首を傾げた。
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