幻辞.com

横様

よこざま異読 よこさま
形容動詞名詞
1
標準
wickedness
文例 · 用例
けれどもそれも、時々|断れたり、牛の歩かないような急な所を横様に過ぎたりするのでした。
宮沢賢治 種山ヶ原 青空文庫
)(若い坊様連れて川へ落っこちさっしゃるな、おらここに眼張って待っとるに、)と横様に縁にのさり。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
与吉が身体を入れようという家は、直間近で、一|町ばかり行くと、袂に一本|暴風雨で根返して横様になったまま、半ば枯れて、半ば青々とした、あわれな銀杏の矮樹がある、橋が一個。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
けれどもそれも、時々|断れたり、牛の歩かないやうな急な所を横様に過ぎたりするのでした。
宮沢賢治 種山ヶ原 青空文庫
途端に足を取られた男は、横様にはたと地の上。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
赤城の下男八蔵は、墓原に来て突当の部屋の前に、呼吸を殺していたりしが、他の者は皆立去りて、怪しと思う婦人のみ居残りたる様子なれば、倒れたる墓石を押し寄せて、その上に乗りて伸び上り、窓の戸を細う開きて差覗けば、かの婦人は此方を向きて横様に枕したれば、顔も姿もよく見えたり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
味噌漉に襤褸を纏いて枕とし、横様に臥して動かざるは、あたかも死したる人のごとし。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
後馳せに追続ける腰元の、一目見るより色を変えて、横様にしつかと抱く。
泉鏡花 紫陽花 青空文庫