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フロックコート

フロックコート異読 フロック・コート
名詞
1
標準
frock coat
文例 · 用例
『わたし、フロックコート着る。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
ヘルンの趣味はすべてにおいて庶民的で、儀式ばったことが嫌いなので、フロックコートなどの礼服を非常に嫌い、常に野蛮人の服と称し『なんぼ野蛮の物』と言っていた。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
しかしそれではあまり体面に関するので、夫人が是非フロックコートを新調するようにすすめたが、頑として中々きかない。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
お上に参るの時、あなた、シルクハット、フロックコートですよ』などと、子供をだますようにして説き伏せられ、やっと礼服を新調したけれども、やはり少しも着ようとしない。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
丈が高く顔の小さい、額がノツシリしてフロックコートのよく似合ふ、前校長の容姿が何時か彼の心を離れないものとなつてゐた。
中原中也 校長 青空文庫
それからあのいつもの漆喰細工の大玄関をはいってそこにフロックコートに襟章でも付けた文部省の人々の顔に逢着するとまた一種の官庁気分といったようなものも呼び出される。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
釦の多いフロックコートを着たようである。
梶井基次郎 ある心の風景 青空文庫
それが済むと怪しげな名前の印度人が不作法なフロックコートを着て出て来た。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
作例 · 標準
友人の結婚式に出席するため、奮発してオーダーメイドのフロックコートを新調した。
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格式高い式典には、やはりフロックコートが最もふさわしい装いだろう。
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祖父の遺品を整理していたら、状態の良い黒のフロックコートが出てきた。
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ウィキペディア

フロックコート は、19世紀中頃から20世紀初頭にかけて使用された昼間の男性用礼装である。ダブルブレストで黒色のものが正式とされ、フロックコートとシャツ、ベスト、ズボン、ネクタイで一揃いになった。その後モーニングコートや燕尾服に取って代わられ、現在では前合わせがシングルのものも多く見られるようになり、結婚式で使われるくらいになった。

出典: フロックコート — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0