家具調度
かぐちょうど
名詞
標準
household furnishings
文例 · 用例
主人大学はもとよりのこと、家具調度、なにから何までが零落そのもののようなすさみ方をしていたにかかわらず、黒川ひとりは不調和なくらい、りゅうとした身なりをしていましたので、名人がピカリ、鋭く目を光らしていましたが、だのにすこぶる意外でした。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
昼間は、多勢の人々の動作につれて、いつもみだされて居た家具調度の輪廓が、妙にくっきりとうき上って、しんと澱んだ深夜の空気の中に、かっきりとはめ込んだようにさえ見える。
— 宮本百合子 『無題(三)』 青空文庫
というのは、四、五日前に、貸家になっていた此家の間取りを見るふりをして、家具調度や、それらの置かれた位置をすっかり見とどけておいたのである。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『空家』 青空文庫
所謂民芸など略称せられてゐる造形物には、家具調度の外に、農具・建築の類まであつて、其が更に、もつと広い言語技術に関するもの、舞踊・演劇の素朴な種類まで含む。
— 折口信夫 『沖縄を憶ふ』 青空文庫
家の中はこぎれいに片付き、畳や唐紙も古くなく新らしくなく、家具調度の類も過不足なくととのい、座敷の床の間にはいつも花が活けてある。
— ――「小悪魔の記録」―― 『坂田の場合』 青空文庫
、そこは十五坪ほどある洋風の広間であり、この主人の好みらしい頗る金の懸った、それでいて一向|垢ぬけのしない家具調度で飾りたて、床には剥製の虎の皮が三枚も敷いてあり、長椅子にも、熊だの豹だのの皮が、まるで毛皮屋に行ったように並べてあった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
わたしの室はこの館の古い部分に當つてゐて、物々しい家具調度類は巨人の時代に造られたものかも知れないのだつた。
— アーヴィング 『クリスマス・イーヴ』 青空文庫
それ以来竜子は唯に母と自分の身の上のみならず見廻す家の内の家具調度または庭の植木のさまにまで底知れぬ寂しさを感ずるようになった。
— 永井荷風 『寐顔』 青空文庫
作例 · 標準
新婚の二人は、新しい家のために家具調度を揃え始めた。
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このホテルの部屋は、高級な家具調度が整えられている。
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父は、昔から良い家具調度品に囲まれて暮らすことを好んだ。
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贈答品として、家具調度品を選ぶ人もいる。
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