堅忍不抜
けんにんふばつ
形容動詞名詞
標準
indomitable perseverance
文例 · 用例
蒙求風に類似の逸話を対聯したので、或る日の逸話に鴎外と私と二人を列べて、堅忍不抜精力人に絶すと同じ文句で並称した後に、但だ異なるは前者の口舌の較や謇渋なるに反して後者は座談に長じ云々と、看方に由れば多少鴎外を貶して私を揚げるような筆法を弄した。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
この論法をもってすれば、同志小林が残虐きわまる拷問にあいつつ堅忍不抜、ついにボルシェヴィキの党派性を死守して英雄的殉難を遂げたそのボルシェヴィクの最後の積極性が発揮された時こそ、同志小林は最も偏狭であったということになるのだ。
— ――誤れる評価との闘争を通じて―― 『同志小林の業績の評価に寄せて』 青空文庫
文化部は全国の国民生活の隅々にまで亘つて、その生活内部に輝かしい希望と温かい慰安とを与へて、その個々の生活力に不羈な積極性と堅忍不抜な持続精神とを注ぎ込むやうに、文化各領域の献身的な協力を慫慂するものである。
— 岸田國士 『文化政策展開の方向』 青空文庫
だから麦は堅忍不抜なる男性的であり、米は優美豊満なる女性的である、いずれにしてもこの二つが相並んで穀類の王座を占めて居ると云える。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
彼は強い感情家であるとともに、非常な空想家であったが、堅忍不抜な性質が彼を若い人間にありがちな堕落におちいらせなかった。
— スペードの女王 『世界怪談名作集』 青空文庫
僕は長期にわたる困難な航海に出かけるところですが、何か事があるばあい、あらゆる堅忍不抜さをもってこれに処することが求められます。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
而して彼が九|顛十起、堅忍不抜、いよいよ窮していよいよ画策し、いよいよ蹶きていよいよ奮うに至っては、恐らくは十の松陰あるも、また及ぶ所無けん。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
胆大なること獅子の如く、足早きこと鹿の如く、血の熱することイタリア人の如く、1795堅忍不抜は北辺の民の如しと云う工合です。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
作例 · 標準
どんな困難にも屈しない、堅忍不抜の精神を持っていた。
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彼女の堅忍不抜の努力が、ついに実を結んだ。
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堅忍不抜のリーダーシップが、チームを勝利に導いた。
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