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右往左往

うおうさおう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #21627 · 青空 410
1
標準
moving about in confusion
文例 · 用例
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
太宰治 多頭蛇哲学 青空文庫
飛び廻る自動車も、忙しそうに歩く行人も、右往左往に悲叫遁走する、あらゆる生物の、混乱の姿ででもあるかのように取られた。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
四十年に一度の暑さの中を政界の巨星連が右往左往した。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
土地不案内に加えて、右往左往した上、乗った船もここにはやてを除け、かしこに凪ぎを待つという進み方なので山の祖神の翁の上に人間の歳月の半年以上は早くも経ってしまった。
岡本かの子 富士 青空文庫
下げ汐になった前屈みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡の背が星明りに閃く。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
モンマルトルは相も変わらず放縦な展覧会が開催されて、黒い山高帽の群とメランコリックな造花の女が、右往左往していました。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
このポール商会を太田ミサコの夫が事務服をつけて急がしそうに右往左往した。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
そこではもはやこうした行動の一致は望まれないと見えて右往左往の混乱が永久に繰り返されている。
寺田寅彦 破片 青空文庫
作例 · 標準
例句