雪輪
ゆきわ
名詞
標準
snowflake-shaped family crest
文例 · 用例
その長襦袢で……明保野で寝たのであるが、朱鷺色の薄いのに雪輪を白く抜いた友染である。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
――薄い朱鷺色、雪輪なんですもの、どこが乳だか、長襦袢だか。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
赤い紐を緊めて、雪輪に紅梅模様の前垂がけです。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
踏掛けて塗下駄に、模様の雪輪が冷くかかって、淡紅の長襦袢がはらりとこぼれる。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
条痕の左側には、杖を突いていたと見えて、杖の先の雪輪で雪を蹴散らした痕が二、三間毎についているが、右側には全然ない。
— 大阪圭吉 『寒の夜晴れ』 青空文庫
◎雪輪の中に梅と菊との花をすり出した、あとはくもりの小さい硝子の入った障子。
— 宮本百合子 『Sketches for details Shima』 青空文庫
栗梅の紋お召の衿もとに白茶の半襟を浅くのぞかせ、ぬいのある千草の綴錦の帯をすこし高めなお太鼓にしめ、羽織は寒色縮緬の一の紋で、振りから大きな雪輪の赤い裏がみえた。
— 久生十蘭 『ユモレスク』 青空文庫
内地ではこのようにとけたものが多いので、昔から伝っている雪輪風の形はこれである。
— 中谷宇吉郎 『『雪華図説』の研究』 青空文庫
作例 · 標準
その家の家紋は、優美な雪輪の形をしていた。
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彼の祖母がくれた小箱には、蓋に雪輪の螺鈿細工が施されていた。
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浴衣の柄として、涼しげな雪輪模様は夏に人気がある。
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