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回復期

かいふくき
名詞
1
標準
convalescence
文例 · 用例
その間に腦症を起しかけて醫師が絶望を宣告した事、そして、家中の者が枕元に集まつて豫期された私の死に涙ぐんだ事――そんな事は回復期にはいつてから初めて看護婦の武井さんに聞かされた事だつた。
南部修太郎 病院の窓 青空文庫
それまで数か月の間私は健康を害していたのだが、その時はもう回復期に向っていた。
THE MAN OF THE CROWD 群集の人 青空文庫
その他、滝井孝作氏の「彼の周囲」(文藝春秋)里見※氏の「回復期」(同上)久保田万太郎氏の戯曲「汐干潟」(中央公論)などは月評の場合でなくても読むであらうし、今度も前に読んでゐたのだつたがつい他のことが長くなつて感想を述べる余裕がなくなつた。
牧野信一 月評 青空文庫
友人である医学士に僕は診察されてゐるが、今や僕の症状も回復期に向つてゐる由。
牧野信一 心悸亢進が回復す 青空文庫
一の傷ついた肺臓が、自身の回復した喜びとして、その回復期の続く限り、無数の傷ついた肺臓を助けて行く。
横光利一 花園の思想 青空文庫
其時幼女陽は疱瘡の回復期であつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
扨私が考えるに右の田舎摂生が果して実効を奏したのか、又は病の回復期が自然に来た処で偶然にも摂生法を改めたのか、ソレは何とも判断が付かぬ。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
だから病み始めより回復期に向った時の方が、余計|痩せこけてふらふらする。
夏目漱石 硝子戸の中 青空文庫