潰える
ついえる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to collapse (of a building, dream, plan, etc.)
文例 · 用例
俺は時折かうは思ふものの、もしそれが敵からの諜者であつて、親切らしく慰の詞をかけながら、何の守も、何の用意もない俺の本陣の本統の状況を見きはめて行つて、世間にそれをおつぴらに云ひ散らされたときは、俺の第一防禦線は一支もなく潰える。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
垣のように水平線をぐるりと取巻いて、立ち騰ってはいつか潰える雲の峯の、左手に出た形と同じものが、右手に現れたと思うと、元のものはすでに形を変えている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
燕王、徳州の城の、修築|已に完く、防備も亦厳にして破り難く、滄州の城の潰えるゝ」]こと久しくして破り易きを思い、之を下して庸の勢を殺がんと欲す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
彼は潰えるように横になった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
……裏切り者があらわれて、宮方ご謀反潰えるとな、ちゃアんと予言をしていたものさ。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
ところが、死の瞬間を病床で見守っていた父親の亡霊は、楽しみにしていた輝ける希望が全て潰えるのを見て苦悩に満たされ、愛する身体の肉体的生命を保つことだけを考えた。
— A. キングスフォード A. Kingsford 『夢日記』 青空文庫
が、外濠もついに潰えると、城兵は、大手の唐橋を、わが手で焼き落した。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
われなくとも、にわかに潰えることはない」 孔明は諸陣をながめてさも安心したように見えた。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
標準
to be completely defeated (in battle)