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素願

そがん
名詞
1
標準
long-held desire
文例 · 用例
廿日、辛卯、南京十五大寺に於て、衆僧を供養し、非人に施行有る可きの由、将軍家年来の御素願なり、今日京畿内の御家人等に仰せらると云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
斯の如きは素願にあらず、希くは名もなく誉もなき村人の中に交りて、わが「真村」をその幽囚より救はんか。
北村透谷 客居偶録 青空文庫
郷里――秋田から微禄した織物屋の息子ですが、どう間違えたか、弟子になりたい決心で上京して、私を便って、たって大野木宗匠を師に仰ぎたい、素願を貫かしてもらいたい、是非、という頼みです。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
理滿はかうして性慾の煩ひを絶つてから、一心に法華を誦んだお蔭で、佛陀が涅槃の同じ日に息を引き取つたさうだが、そんなにまでして往生の素願を遂げようとも、折角内から燃えて來る焔を自分で塞いでしまつたのでは、その生活は何處かに空洞のやうな空所があつたに相違ない。
薄田泣菫 久米の仙人 青空文庫
されども余の素願は、固より彼女の内部に潜める才能を認め、願くば其外部の附属物を除かんとするにありしが故に、自今と雖も若し嘗て余の行為にして彼女をいさゝかなりとも苦しましめしものありとせば、余は甘んじて是を除去するに勉めざる可からず』と。
宮本百合子 「或る女」についてのノート 青空文庫
依て我等老夫婦は、北海道に於ける最も僻遠なる未開地に向うて我等の老躯と、僅少なる養老費とを以て、我国の生産力を増加するの事に当らば、国恩の万々分の一をも報じ、且亡父母の素願あるを貫き、霊位を慰するの慈善的なる学事の基礎を創立せん事を予め希望する事あるを以て、明治三十五年徳島を退く事とせり。
関寛 関牧塲創業記事 青空文庫
或は快く、或は発作し、自分にても此度は迚も全治すべからざるを悟りて、予に懇切に乞うて曰く、此度は决する事あり、依て又一に面会して能く我等夫婦が牧塲に関する素願たるの詳細を告げ示し置きたし、依て牧塲に行き又一と交代して又一をして早く帰宅せしめられたしと。
関寛 関牧塲創業記事 青空文庫
故に又一には牧塲の事は一切精神上に置かずして勇んで戦地に出ずべき事死を决すべきを示すのみにて、他は决するの必要無し、依て又一が名誉の戦死あらば、第二の又一を以て素願を貫くべきとして、更に将来を議せざるなりと决して、勇みて別れたり。
関寛 関牧塲創業記事 青空文庫
作例 · 標準
長年の素願であった会社設立を、ついに実現させた。
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彼女は、社会貢献するという素願を胸に医師になった。
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多くの困難を乗り越え、彼は素願を達成することができた。
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