洒落本
しゃれぼん
名詞
標準
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文例 · 用例
そのころ江戸で流行の洒落本を出版することにした。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
彼が二十二歳のとき酔い泥屋滅茶滅茶先生という筆名で出版した二三の洒落本は思いのほかに売れた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
或る日、三郎は父の蔵書のなかに彼の洒落本中の傑作「人間万事嘘は誠」一巻がまじっているのを見て、何気なさそうに黄村に尋ねた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
其ですが、江戸時代の文学だの、明治の文学だのと云ふ六ヶ敷いことになると、言ひ悪うございますから、唯ね、小説、草双紙、京伝本、洒落本と云ふ其積りで申しませう。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
西鶴、近松の類と洒落本、草雙紙の類と比較して兩都のそのかみの文明を推論したならば面白い事だらう。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
彼の所謂洒落本こんにやく本及び草紙類の作家が惟一の理想とし、武道の士の八幡|摩利支天に於けるが如く此粋様を仰ぎ尊みたるの跡、滅す可からず。
— 北村透谷 『粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ』 青空文庫
然れども当時の文学中の最大部分たる洒落本、戯作の類の大に之に与りて力ありし事を思はざる可からず。
— 北村透谷 『粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ』 青空文庫
もっとも馬琴も至って年の若かった頃は、直接に実社会の人物を描いて居りまして、いわゆる「洒落本」という、小説にもならぬ位の程度のものを作って居ります。
— 幸田露伴 『馬琴の小説とその当時の実社会』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の洒落本には、当時の町人文化が色濃く反映されている。
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彼は、洒落本を読み、当時の人々の暮らしや価値観に思いを馳せた。
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「この時代の文学史では、洒落本や滑稽本が重要なジャンルとされている。」
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