臼
うす
名詞頻度ランク #28080 · 青空 596 例
標準
millstone
文例 · 用例
何れにしても、それは成つてみれば運命の臼の加減といふほかないのであるが、成つてみるまでは人には各々胸の混沌、直観としてのイデエがあるばかりである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
殊に私を驚喜させたのは、その水田に臼づくところの、藁屋の蔭の水車であった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
だれでも目につく大室山を先手にして、その後に寄り添って、長尾山、片蓋山、天神山、弓射塚、臼山など、富士山を御本丸として大手からめ手に、火山の出城を築きあげている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
もし小江の葦蟹を貰ったら辛塩を塗り臼でついて塩にして永く貯えの珍味とする。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
諺の「ボンネットを一度水車小屋の磨臼に抛り込んだ以上」は、つまり一度|貞操を売物にした以上は、今さら宿命とか身の行末とかそんな素人臭い歎きは無い。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
のみならず、牛部屋では、鞍をかけられた牛が、粉ひき臼をまわして、くるくる、真中の柱の周囲を廻っていた。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
父は、臼の漏斗に小麦を入れ、おとなしい牛が、のそのそ人の顔を見ながら廻っているのを見届けてから出かけた。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
苅った稲も扱きばしで扱き、ふるいにかけ、唐臼ですり、唐箕にかけ、それから玄米とする。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
臼(うす、舂)とは、製粉や脱稃に用いる道具である。
出典: 臼 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0