飲み放題
のみほうだい
表現名詞-の形容詞
標準
all you can drink
文例 · 用例
男という男が女に化けて、女という女が男に化けて飲み放題の踊り放題の無礼講が三日も続くんだぞ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
それというのは、ご時世で物の値が一帯に高くなり酒ばかり飲んでいたのでは生活向きが立たなくなるという考えが、飲み放題のお正月へも影響してお互いに控えましょう、となった結果であると思う。
— 佐藤垢石 『酒渇記』 青空文庫
その時は、四斗樽の鏡をも抜いて、清酒のほかに甘酒まで用意し、辛い方でも甘い方でも、御勝手飲み放題という振る舞いであった。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
ブラックベリイの煮たのがデザート、コーヒは飲み放題。
— ある新聞記者の見た敗戦 『比島投降記』 青空文庫
その夜ごとに、ジノーヴィー・ボリースィチの寝間では、舅さんの穴倉からこっそり持ちだした酒も飲み放題なら、舌のとろけそうな甘いものも食べ放題、おかみさんのまるでお砂糖みたいな口にはキスし放題、ふかふかした枕のうえには渦をまくみどりの黒髪がみだれ放題、という体たらくだった。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
そこで待ってるはずだし、ビールを飲み放題にさせているはずだ。
— REAL DRAMAS 『真劇シリーズ』 青空文庫
たとえば、 富豪の家などでは、表へ向って、五色の屏風をたてならべ、書画の名品や古玩骨董の類を展観してみせたり、あるいは花器に花を盛って、茶を饗し、または“飲み放題”の振舞い酒をするなどもあって、この日に限り、日頃のケチンボといえど、よろこんで散財する風習がある。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫