戦端を開く
せんたんをひらく
表現動詞-五段-カ行
標準
to open hostilities
文例 · 用例
軍事に於ても外交に於ても、学術に於ても、総ての実力に於て、日本は到底所謂列強の敵に非ずと、他も云へば、自己も亦た然かあらんかと思ひ、日本国及び日本人は世界の大舞台に於て、常に意気悄沈の態度、逡巡躊躇の行動を取りつゝ来りしも、一朝已むに止まれず清国に向つて戦端を開くや、日本は不思議にも勝てり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
喜右衛門は、信長と戦端を開く時には、浅井家長久の為めに極力反対したが、いざ戦うとなると、壮烈無比な死に方をしている。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
それで到頭フエニキアを相手に戦端を開くことになつたのです。
— 牧野信一 『青白き公園』 青空文庫
スーラーブが、高地の端でこんな時を費していたうちに、陣の後方では、着々、戦端を開く準備が進められた。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
仏国公使無法に威張るその飜訳をする間に、時の仏蘭西のミニストル・ベレクルと云う者が、どう云う気前だか知らないが大層な手紙を政府に出して、今度の事に就て仏蘭西は全く英吉利と同説だ、愈よ戦端を開く時には英国と共々に軍艦を以て品川沖を暴れ廻ると、乱暴な事を云うて来た。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
ソヴィエート露西亜も日本とはいつ戦端を開くかわからない。
— 海野十三 『空襲下の日本』 青空文庫
土地をむさぼるものでもない、ただ戦端を開くように誘う場合が三つある。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
横浜焼討は、大老暗殺が水戸の私怨でないゆえんを天下に表示するためだというが、「実は甚だ愚策にて一己清潔のため天下|之大事を招候は必定」、内乱にあわせて対外戦端を開くことがあっては容易ならぬ仕儀となろう、という反対意見。
— 服部之総 『志士と経済』 青空文庫
作例 · 標準
小さな国境紛争が、ついに両国間の戦端を開くことになった。
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外交努力も虚しく、ついに軍が戦端を開いた。
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彼は、感情的な発言で議論の戦端を開いた。
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