闇夜
やみよ
名詞頻度ランク #44840 · 青空 500 例
標準
dark night
文例 · 用例
中には、それはおまへの今ゐるのが何の変哲もない峠道のことで、闇夜のことだし草一本満足には見えぬ有様だからだらうなぞ思ふ人もあるかも知れぬ。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
しかしある時、ヘルンが案内して連れ出した所は、暗い闇夜の野道の中に、小高い丘があるばかりで、周囲は一面の稲田であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
闇夜に吠える黒犬は、自分が吠えているのか、闇夜の宇宙が吠えているのか、主客の認識実体が解らない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「憑き村」の人々は、年に一度、月のない闇夜を選んで祭礼をする。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
それで世の中が無事息災で通って行かれりゃあ、闇夜にぶら提灯は要らねえ理窟だが、どうもそうばかりは行かねえ。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
それはこの村でのある闇夜の経験であった。
— 梶井基次郎 『蒼穹』 青空文庫
しかもお提灯より見っこのねえ闇夜だろうじゃねえか、風俗も糸瓜もあるもんか。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
二十二日の夕方からは闇夜の背景に浮出されて噴火の光景、いよいよ珍らしい不思議な世界を現出した。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
作例 · 標準
満月のない闇夜は、星が一段と輝いて見える。
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闇夜の山道は、一人で歩くにはあまりにも心細い。
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嵐の前の闇夜は、不気味な静けさに包まれていた。
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