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美妙

びみょう異読 みみょう
形容動詞名詞
1
標準
elegant
文例 · 用例
明治の言語体文章に就ての美妙齋君の功績は十二分に之を認めなければならぬのでありますが、二葉亭主人の「浮雲」が与えた左様いう感じも必ずしも小さい働ではないと思います。
幸田露伴 言語体の文章と浮雲 青空文庫
同時にまた「国民小説」「新小説」「明治文庫」「文芸倶楽部」というような純文芸雑誌が現われて、露伴紅葉等多数の新しい作家があたかもプレヤデスの諸星のごとく輝き、山田美妙のごとき彗星が現われて消え、一葉女史をはじめて多数の閨秀作者が秋の野の草花のように咲きそろっていた。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
当時は「明治文庫」「新小説」「文芸倶楽部」などが並立して露伴、紅葉、美妙斎、水蔭、小波といったような人々がそれぞれの特色をもってプレアデスのごとく輝いていたものである。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
が、鳥はなおも、声を張って、その不思議な美妙な響きで、トシオの耳朶をふるわすほど近く鳴くかと思えば、また、かすかに、雲の彼方に消え入って、其処でほのかに忍び啼きして居る様な、それが一層トシオをなつかしがらせる静な優しい調子を帯びるのでした。
岡本かの子 トシオの見たもの 青空文庫
瓜の蔓に茄子を求むるが如きは、努力の方向が誤つて居るので、詩歌の美妙なものを得んとして、徒らに篇を連ね句を累ぬるが如きは、間接の努力が缺けて居るのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
いかに高大なる極致を唱ふるとも、いかに美妙なる理想を歌ふとも、この目的の外に理想派の嘉讃すべき目的はあらざるなり。
北村透谷 内部生命論 青空文庫
自然は暴虐を専一とする兵馬の英雄の如きにあらず、一方に於て風雨雷電を駆つて吾人を困しましむると同時に、他方に於ては、美妙なる絶対的のものをあらはして吾人を楽しましむるなり。
北村透谷 人生に相渉るとは何の謂ぞ 青空文庫
物語時代の「竹取」、謡曲時代の「羽衣」、この二篇に勝りて我邦文学の他界に対する美妙の観念を代表する者はあらず。
北村透谷 他界に対する観念 青空文庫
作例 · 標準
彼女が奏でるピアノの音色は、まさに美妙の一言に尽きる。
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彼の生み出す工芸品は、細部にまでこだわった美妙な美しさがある。
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夜空に広がる星々の瞬きは、この上なく美妙な光景だった。
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