絨毯
じゅうたん異読 ジュータン・ジュウタン
名詞頻度ランク #17423 · 青空 408 例
標準
carpet
文例 · 用例
今まではさも殊勝なりし婦人、電のごとき眼を新聞に注ぐと斉しく身を反し、伸を打ち、冷切ったる茶をがぶり、口に含み、嗽して、絨毯の上に、どっと吐出し、「何だい、しみったれな。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
縁を広く、張出しを深く取った、古風で落着いただけに、十畳へ敷詰めた絨毯の模様も、谷へ落葉を積んだように見えて薄暗い。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
……次にまた浴衣に広袖をかさねて持って出た婦は、と見ると、赭ら顔で、太々とした乳母どんで、大縞のねんね子|半纏で四つぐらいな男の児を負ったのが、どしりと絨毯に坊主枕ほどの膝をつくと、半纏の肩から小児の顔を客の方へ揉出して、それ、小父さんに(今日は)をなさいと、顔と一所に引傾げた。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
」 絨毯を縫いながら、治兵衛の手の大小刀が、しかし赤黒い電燈に、錆蜈蚣のように蠢くのを、事ともしないで、「何が、犬にも牙がありゃ、牛にも角があるだあね。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
うっかりすると辷り倒れそうなゴム引きの床の半分は美事な絨毯が敷いてある。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
やさしい五月の死びとよわたしは緑金の蛇のやうにのたうちながらねばりけのあるものを感觸しさうして「死」の絨毯に肌身をこすりねりつけた。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
もう些と、綺麗な窓掛、絨毯を飾っても遣りたいが、庭が狭いから、羽とともに散りこぼれる風情の花は沢山ない。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
数知れぬ砂丘を狭め集めて快いバウンドをつけた夢の軽さの絨毯、お菓子の国の絨毯。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
リビングルームには、肌触りの良い厚手の絨毯が敷かれている。
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ペルシャ絨毯は、その美しい模様と上質な素材で世界的に有名だ。
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猫が絨毯の上で気持ちよさそうに昼寝をしている。
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