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横領

おうりょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #18229 · 青空 221
1
標準
embezzlement
文例 · 用例
実際は他の巣の住民に横領されたかもそれは分らない。
寺田寅彦 蜂が団子をこしらえる話 青空文庫
詳細な事実は確かでないが、なんでもさるかに合戦の話に出て来るさるが資本家でかにが労働者だということになっており、かにの労働によって栽培した柿の実をさる公が横領し搾取することになるそうである。
寺田寅彦 さるかに合戦と桃太郎 青空文庫
そのころ猪野の詐欺横領事件は、大審院まで持ち込まれ、審理中であるらしく、猪野はいつも憂鬱そうに、奥の八畳に閉じ籠もり、酒ばかり呑んでいた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
十一 十月の末、控訴院から大審院まで持って行った猪野の詐欺、横領に関する事件がいよいよ第二審通り決定した旨の電報が入り、渡弁護士の斡旋によって、弁護士の権威五人もの弁論を煩わしたこの係争も、猪野の犯した悪事の割には、事実刑も軽くて済むのにかかわらず、寿々廼家夫婦は今更のように力を落とした。
徳田秋声 縮図 青空文庫
それは関八州横領の威に誇っていた北条氏であった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
けれども、次第に畜生、横領の威を奮つて、宵の内からちよろりと攫ふ、漁る後から嘗めて行く……見る/\四つ手網の網代の上で、腰の周囲から引奪る。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
源家に至りては極めて規模なく、極めて経綸なきものにして、藤原氏の如きは暫らく主家を横領したる手代のみ。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
其の伊右衛門は同じ家中の四谷左門の娘のお岩となれあいで同棲になっていたが、主家の金を横領したので、お岩が妊娠しているにもかかわらず、左門のために二人の仲をさかれていた。
田中貢太郎 南北の東海道四谷怪談 青空文庫
作例 · 標準
例句