潜水服
せんすいふく
名詞
標準
diving suit
文例 · 用例
宿の主人は潜水業者であったが、ある日潜水から上がると身体中が痺れて動けなくなったので、それを治すためにもう一遍潜水服を着せて海へ沈めたりしたが、とうとうそれっきりになってしまった。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
漁師の家の庭には、大きい立派な潜水服が、さかさに吊されて干されてゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
君枝がホースを持っているのだと思えば、次郎はもうどんな危険もいとわぬ気がして、そして、マニラで死んだという君枝の父親の気持が、ふっと波のように潜水服に当って来るのだった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
空気を送っているのが赤ん坊を背負った君枝だと思えば、次郎はもうどんな危険もいとわぬ気がして、そして、マニラで死んだという君枝の父親の気持が、ふっと波のように潜水服に当って来るようだった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
会場に溢れる熱気と喧噪の波の底で、私一人が、古めかしい潜水服を着込んで漂っていました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
それほど彼は熱に浮かされたような、いわば潜水服の頭についているのと同じ眼をしていた。
— 葉山嘉樹 『死屍を食う男』 青空文庫
「左様、その冒険というのは外でもない、わしは、今後の事情がそれを許すなら、潜水服を着て、あの海底地震帯へ下りてみようと思う」「えっ、海底へ博士が御自身であの潜水服を着て下りられるというんですか」 水戸が顔を赤くして叫んだ。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
「なによりもまず生命の危険率が頗る大きいことを考えなくてはね、仮りにかの怪奇なる怪力源問題がなかったとしても大西洋の海底を人間が潜水服でのこのこ歩くなんて前代未聞の冒険だよ」「やっぱり歩一歩と地味な観測を続けるのがいいのではないか。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
作例 · 標準
ダイバーは水に入る前に、重い潜水服を着用した。
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現代の潜水服は、優れた断熱性を提供する。
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そのアンティークの潜水服は、SF映画に出てくるようなものだった。
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