金箔
きんぱく
名詞頻度ランク #38177 · 青空 228 例
標準
gold leaf
文例 · 用例
成程これならば、この食客的紳士が、因ってもって身の金箔とする処の知事の君をも呼棄てにしかねはせぬ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」「あい、私あ、鮫ヶ橋で丹という、金箔附の乞食だよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
続き、上下におよそ三四十枚、極彩色の絵看板、雲には銀砂子、襖に黄金箔、引手に朱の総を提げるまで手を籠めた……芝居がかりの五十三次。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
』 エミ子はそれから、黒地のフロックの首や手首に金箔の条を巻きつけた洋服を着て、真赤な|お椀帽子をかぶって、待っていました。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
それから日蔭に生まれた平民の子が急に日向に出て金箔を付けられたのが嬉しくて、幾らか虚榮心に眼を眩まされた形で、虚々と日を暮してゐた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
先ず自己を尊重するといふ理由に依ツて、子爵といふ金箔を塗ツて社會に立たうと思はぬといふのを冒頭にして、彼の如き事情の下に生まれた子は、親の命令に服從する義務が無いと喝破し、假に義務があるとしても思想を異にしてゐるのであるから、壓制の俘となツてゐることは出來ない。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
木のいちばんてっぺんには、金箔をつけた、大きな星が一つ、かざられました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『モミの木』 青空文庫
両隣りとソックリの貸事務所になっている北向きの二間半|間口で、表に「H株式取引所員……※善……児島良平……電話四四〇三番」と彫り込んだ緑青だらけの真鍮看板を掛けて、入口の硝子扉にも同じ文句を剥げチョロケた金箔で貼り出していた。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
ウィキペディア
金箔(きんぱく)は、金を微量の銀や銅とともに金槌で叩いてごく薄く延ばし、箔状態にしたもの。紀元前1200年頃に古代エジプトで製造が始まったと考えられている。
出典: 金箔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0