正直者
しょうじきもの
名詞
標準
honest person
文例 · 用例
藤吉だって悪い人間じゃあない、根は正直者なんですから、たとい粗相とは云いながら相手を殺した以上は、自分も下手人に取られなければならない。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
隣りのお初という女も正直者で、嘘なんぞ吐くような女じゃありません。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしお伝は二年越しここに奉公している正直者で、今までに浮いた噂などは勿論なかったと亭主は証明した。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
このくろんぼは正直者だ。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
昔から腕前のない、手柄望みの役人は、すぐに弱い正直者を罪に落そうとするものじゃてや」「とは言うものの、蔵元屋の方も、家内の模様さえまだわかっておらぬけに、松倉どんもバッタリ行詰まって御座るが、さればとてほかには何の手も足もない。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
正直者の父は一目見るなり、ただもう震え上ってしまいまして……」 半三郎は無類の親思いらしく、父親と同じ程度に震え上がっているらしかった。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
それに恐しい正直者だから大庭|様でも彼女に任かして置きゃ間違はないサ……」 こんな事を思いながらお源は洋燈を点火て、火鉢に炭を注ごうとして炭が一片もないのに気が着き、舌鼓をして古ぼけた薬鑵に手を触ってみたが湯は冷めていないので安心して「お湯の熱い中に早く帰って来れば可い。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
法螺吹きのくせに正直者の貴様には今までそれが見えなかっただけだ、と彼の頭は断定的に答えるのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
彼は正直者として知られ、道で拾った財布を必ず警察に届ける。
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正直者が損をするような社会であってはならないと、彼は熱く語った。
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村一番の正直者である彼がそう言うのなら、間違いなく真実だろう。
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