調法
ちょうほう
形容動詞名詞
標準
convenient
文例 · 用例
芸者というものは、調法ナイフのようなもので、これと云って特別によく利くこともいらないが、大概なことに間に合うものだけは持っていなければならない。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
言葉というものは全く調法なものであるがまた一方から考えると実にたよりないものである。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
『能』というものは人間が形にあらわしてする物真似の無調法さや見っともなさを出来るだけ避けて、その心のキレイさと品よさで、すべてを現わそうとするもので、その能と言う獣の行き方と、おんなじ行き方だというので能と名付けたと言います。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
使い出してみるとなるほどこれは調法です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
彼者迷惑して、「つひに獻立を仕りたる覺えござなく、其道は聊も心得候はねば、不調法に候、此儀は何卒餘人に御申下さるべし」と困じたる状なりけり。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
如何に汝が心にもこれにて可しと思へるか」と御尋に、はツと平伏して、「私不調法にていたし方ござなく、其が精一杯に候」と額に汗して聞え上ぐる。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
むぐらは土の中で冷汗をたらして頭をかきながら、 「さあまことに恐れ入りますが私は明るい所の仕事はいっこう無調法でございます」と言いました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
これはとんだ無調法を致しました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
慣れない土地での移動には、スマートフォンの地図アプリが調法だ。
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彼は、いつも効率的な方法を見つけるのが調法だと周囲に言われる。
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ああ、このコンビニ、駅のすぐそばにあって調法だね!
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