あゆの風
あゆのかぜ
名詞
標準
wind that blows from north to north-east during spring and summer along the coast of the Sea of Japan
文例 · 用例
汐騒のとゞろく波は 白く光れり故園一夏ひるの暑さ やゝなごみ来る夜にいりて、家しづまりて あゆの風いづつぎ/\に もらひ湯に来る隣人 ものいひなれて、礼深からず夜に入りて やゝ風いでぬ。
— 折口春洋 『鵠が音』 青空文庫
途方もなく古い話だが、私は明治三十年の夏、まだ大学の二年生の休みに、三河の伊良湖崎の突端に一月余り遊んでいて、このいわゆるあゆの風の経験をしたことがある。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
作例 · 標準
そよ風はあゆの風と呼ばれることがある。
詩ではあゆの風という表現が使われる。
夏の季語としてあゆの風が古典文学に登場する。
俳句ではあゆの風が自然の情景を表現する。