風雪
ふうせつ
名詞
標準
wind and snow
文例 · 用例
時は移り、風雪は空を飛んでる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
ここの落葉松は、小御岳では風雪と引っ組んで、屈曲|匍匐しているに似ず、亭々として高く、すらりと延び上っている自然のままの、気高さに打たれる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
風雪というものを知らない国があったとする、年中気温が摂氏二十五度を下がる事がなかったとする。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
帰りは風雪になっていました。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
飛騨の山国の風雪の夕、この一軒家に於て稀有の悲劇を演じたる俳優の中で、僅に生残っているのは幸運の冬子|一人に過ぎぬ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
借さぬものを無理借りする訳には行かぬので、氏郷の軍は奥州の厳冬の時に当って風雪の露営を幾夜も敢てした困難は察するに余りある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
氏郷が風雪出陣の日に直膚に鎧を着たというのも、ふざけ者が土用干の時の戯れのように犢鼻褌一ツで大鎧を着たというのでは無く、鎧直垂を着けないだけであったろうが、それにしても寒いのには相違無かったろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
寒天風雪の時に当って宿を仮さなかったり敷物を仮さなかったり、薪や諸道具を供することを拒んだ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
八甲田山を登る一行の前に、猛烈な風雪が容赦なく吹き付けた。
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「この看板、長年の風雪に耐えてきたから、文字がもう読めないね」と呟く。
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山小屋の主人は、外の凄まじい風雪の音を聞きながら暖炉に薪をくべた。
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標準
hardships
作例 · 標準
創業から50年、幾多の風雪に耐えてきたこの会社も、ついに代替わりの時を迎えた。
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彼の顔に刻まれた深いシワは、これまでの人生で乗り越えてきた風雪の証だ。
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「お互い、厳しい風雪を乗り越えてここまでやってきたな」と親友と杯を交わす。
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